CRNが67メートルの完全オーダーメイドヨットCRN M/Y Project 146を新契約。
2024年4月4日
職人技と革新的ディーゼル電気推進システムの組み合わせが際立つNuvolari Lenardによる独特なデザインのプレジャーボート。
2024年4月4日アンコーナ – FerrettiグループのオーダーメイドブランドCRNが全長67メートルのスティールとアルミニウム製船の新契約を締結したことを発表致します。
船体番号146となるこのヨットのデザイン、設計、エンジニアリング、造船はすべて完全オーダーメイドです。
クライアントの代理はブローカーのMoran Yacht & Shipが行います。
Moran Yacht & Shipはオーナーの代表でありプロジェクトの管理チームとして重要な役割を果たします。新しい造船チームは契約の交渉、技術仕様の設定を行い、造船全体を監督します。
CRN M/Y PROJECT 146は造船所の設計力と建造の高品質さを駆使し、外観スタイルとインテリアのコンセプトを担当するイタリアの建築スタジオNuvolari Lenardの専門知識と想像力を融合させたものです。すっきりと流れるような外観ラインがこのメガヨットにエレガントな美学をまとわせ、オーナーのビジョンとリクエストを反映しています。
レイアウトの特徴は広々とした屋外のエンターテインメントスペース、ダイブセンター、ウオータートイを満載に備えた大きなビーチクラブ。アッパーデッキにはタッチアンドゴーのヘリポートも設置されます。
CRN M/Y PROJECT 146には最先端のハイブリッド推進システムを備え、より高いエネルギー効率を持ち、燃料消費量を減少させます。造船所では環境を意識し、サスティナブルなヨットデザインへの取り組みを続けており、何よりもエネルギー回収ソルーションの開発と船装備の適正サイジングに取り組んでいます。ヨットにはヒートリカバリ方式が採用し、発電機の熱エネルギーを使ってプールやボイラー、デッキ洗浄システムの水を温め、燃料消費を削減しています。
イノベーションと最高の職人技が完璧に組み合わさったこの船は、CRNとNuvolari Lenardが手を組んだ10番目の作品です。Nuvolari Lenardは2001年以来外観・内装デザインを行い、アイコニックで歴史に残るスーパーヨットを手掛けてきました。彼のデザインしたスーパーヨットにはM/Y Magnifica (43m, 2001)、M/Y Kooilust Mare (46m, 2003)、M/Y Saramour (46m, 2005)、M/Y Azteca (72m, 2009)、M/Y Atlante (55m, 2015)があり、2020年代にはM/Y Voice (62m, 2020)、M/Y Comfortably Numb (60m, 2022)、M/Y Njoy (72m, 2023)があります。そして現在CRN M/Y 143 Project Maranello (67m)が建造中です。
その他にも現在3隻のフルカスタムCRNスーパーヨット、67m CRN M/Y 143 Maranello、85m CRN M/Y 144、70m CRN M/Y 145 ThunderballがマルチブランドハブであるアンコーナにあるFerrettiグループスーパーヨット造船所で建造中です。
また、総アルミニウム製の50m Custom Line 50 #01と50m Custom Line 50 #02、同じく総アルミニウム製の43m Pershing 140 #04と43m Pershing 140 #05、加えて船体と上部構造がアルミニウム製のRiva Superyacht Division 54Metri #01とRiva Superyacht Division 54Metri #02も建造中です。Ferrettiグループスーパーヨット造船所ではCustom Lineの30mから45 mの複合材シリーズも建造しており、現在 26隻のヨットがオーナーやプロジェクト管理チームへの引き渡しに向けて組み立て、仕上げ、あるいは検査中です。