Custom Lineがひと月間で5隻進水。
2024年7月9日
アンコーナのFerrettiグループスーパーヨット造船所 からCustom Line プレーニングライン2隻、Navettaライン2隻、そして 新しいフラッグシップとなる50mアルミニウム製オーダーメイドヨットが出港。
2024年7月8日アンコーナ – わずかひと月の間に5隻の新しいCustom Lineスーパーヨットがアンコーナの Ferrettiグループスーパーヨット造船所から出港しました。
その中の一隻が新しいCustom Line 50のフラッグシップM/Y ASANTE。オーダーメイドライン初の総アルミニウム製プレジャーボートで、500 GT未満の金属ヨット市場からデビューします。6月8日土曜日の進水式にはオーナーとその家族、造船所の経営陣と従業員が家族同伴で出席しました。
オーナーファミリーが見守る中5月22日に進水したCustom Line Navetta 42の12隻目となるM/Y FELICITYの設計はFerrettiグループエンジニアリング部門。EMEA 地域にお住いのオーナーファミリーの要望をくみ取ったインテリアデザインをするためCustom Lineアトリエが戦略的な働きをしました。長さ41.8m、最大幅8.1mのスーパーヨットはブランドの排水量型ラインのもので、力強い彫刻的なシルエットが特徴です。 流れるようなフォーマルで明確なライン、機能的な美しさ、ヨットの広々とした空間を活かしたデザインが特徴で、屋内外のリビングエリアを機能的に最大限活用し、クルーとキャプテンの専用通路を設けることでオーナーとゲストのプライバシーも完璧に保たれています。
内装には鮮やかで強い色とそれに対照をなすベージュ、サンド、クリームのようなソフトなニュアンス、メインデッキのサロンといくつかのキャビンにはモスグリーンやミントのようなフレッシュな色合い、オーナー専用エリアにはバーガンディーパープルやアースカラーなどのエレガントなトーンが用いられています。 アッパーデッキとコックピットでも色の遊びが見られ、ブルーとピンクゴールドを基調としてレジャースペースの海との近さを色で強調しています。様々な色調のイエローがサンデッキに広がり、非常にリラックスした雰囲気で船上のゲストを迎えます。調度品にはアラベスカートコルキア、カルカッタヴィオラ、ブレッチャカプライア、カラーラなどの高級大理石がストーングレーに合わせられ、洗練された贅沢さを特徴とするスタイルを創り出しています。いくつかの独立家具とカバーにはヌバックレザーやベルベット、アメリカンウオールナットといった暖かみのある包み込まれるような素材が使われています。
11隻目のCustom Line 120’ の進水式は先月6月12日でした。臨席したオーナーはAMAS 地区の、ブランドのプレーニングラインを殊の外愛して下さっている方です。純粋なスタイルとオーダーメイドの卓越性を象徴するCustom Line 120’ M/Y GERRY’S FERRYはFerrettiグループエンジニアリング部門の製造で、船が実際に乗られる方の真のポートレートになるようCustom Lineアトリエが何度も直接オーナーと話し合い、インテリア設定をサポートしました。長さ38.36m、最大幅7.65m。滑らかでパワフルなラインとモダンスタイルの非常にダイナミックな外観でスピード、パフォーマンス、船上の快適性のどれをとっても最高レベルです。大きな窓とデッキの床から天井まであるガラスで船体の外部と内部が調和してつながるよう設計され、船内は自然光と海からの反射光であふれます。インテリアのメインテーマがエネルギーと洗練性 で、空間にはヘーゼルナッツやシャモア、ホワイトといった落ち着いた暖かみのある色にエボニー、ダークブラウン、ブロンズといった華やかなニュアンス色が調和して合わせられています。特にオーナーエリアのオリジナルシェーズロングやその他の独立家具に使われているオリエンタルレッドがカラーパレットを華やかにしています。ブラウンに染めたパタゴニアオリジナルやホワイトトラバーチン、ブロンズトラバーチン大理石など高級素材が全面的に使われており、仕上げにヌバックレザーを使用するなどしてヨットのモダンスタイルを維持しています。
6月19日には22隻目となるプレーニングラインCustom Line 106'が キャプテン、ディーラー、検査官が見守る中進水しました。このスーパーヨットは外装を担当したFerrettiグループエンジニアリング部門と、EMEA地区のクライアントと直接コンタクトを何度もとって戦略的なインテリアデザインをアドバイスしたCustom Lineアトリエとのコラボレーションで生まれました。 Custom Line 106’は美しさと快適性が組み合わされ、至る所に自然光があふれるメイド・イン・イタリーの優秀さを体現する船です。長さ32.82m、最大幅7.4mで広々とした空間とクリーンでシャープなラインを持っています。表面が相互接続し、船首から船尾までの空間に流動性を持たせることで内部と外部が完璧な建築学的均衡を持ち、空間の区切りを消し去っています。シックでエッセンシャルなインテリアデザインはアリゾナベージュなどのベージュやクレイ、アイボリー、アイスなどソフトで濃い色とブラック、ブロンズ、ブラウンなどよりダークで魅力的なニュアンス色を併用し、オーナーの強い個性と洗練されたテイストに沿った深みある個性的なインテリアになっています。装飾にはオーナーエリアに多用されている細かい粒子の白い静脈模様のあるネーロマルキリアやブロンズトラバーチン、サハラノアール大理石やアメリカンウオールナットなどの高品質の自然素材が使われています。
大成功を収めているCustom LineのNavetta 30の進水式は6月27日オーナーファミリー列席の下行われました。ブランド排水量型ラインの20隻目の船体は外装を製品戦略部門とFerrettiグループエンジニアリング部門が担当。インテリアデザインはACPV ARCHITECTS Antonio Citterio Patricia Viel、外観の設計はFilippo Salvettiが手掛けました。 インテリアデザインの戦略的コンサルティングをCustom Lineアトリエが行い、オーナーのスタイルの好みに沿ったデザインがなされました。この長さ28.43m、最大幅7.3mのスーパーヨッは軽快さとエレガンスを保ちながら、野心的な広さを実現しました。洗練されたアヴァンギャルドなスタイリングと時代を超越した美的センスも特徴的要素です。 外観の滑らかでダイナミックなプロフィールが船首に向かって水平に伸びるラインで強調されています。内装には淡く明るい色調のカラーパレットを使って差し込む光を増幅させ、船上の居住性を向上させています。サロンやキャビン、モザイクの壁はスノウ、グレイシャーホワイト、ベージュ、装飾品にはシェルピンク、サンド、カシミアやよりダークで包み込むような色合いの無煙炭やコバルトブルーなどたくさんのカラーが使われています。装飾品にはロープ、天然チーク、ヌバックレザー、カルカッタゴールド大理石などエレガントな天然素材が使われています。