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ニュース&イベント 2022

Ferretti Yachts 860: 新しい海のシンフォニー
 

2022年9月13日

カンヌヨットフェスティバルで新フライブリッジの初公開 最新デザインソルーションを駆使した 美しさとウェルビーイングのシンフォニー
 
2022年9月13日フォルリ – 様々な音のハーモニーから、思いもよらない心に響く新しいシンフォニーが誕生。Ferretti Yachts 860はFerrettiグループの歴史的造船所で生み出された最新の創造物です。

革新的なデザインソルーションを特徴とする新しいフライブリッジは、スタイリッシュな要素と建築学的要素のハーモニーを奏でています。ゲストのウェルビーイングとリラクゼーションに重点を置いて空間を最適化、そして卓越したパフォーマンスが快適さを際立たせています。当ブランドのすべてがエレガントなメイド・イン・イタリースタイルであるのは従来通りです。

総全長26.95メートル((88フィート 5インチ)、最長ビーム6.22メートル(20フィート5インチ)のFerretti Yachts 860は、Piero Ferrari 率いる製品戦略委員会と建築家Filippo Salvettiの外観デザイン、IdeaeitaliaのインテリアデザインからなるFerretti Group エンジニアリング部門のコラボレーションで結実しました。

外部デザインにはこのカテゴリーの市場スタンダードを引き上げる多くのイノベーションが採用されています。フルハイトの窓やクリスタルガラスのファッションプレートが、船体の外観を非常にダイナミックにしています。

船上ではFerretti Yachtsのフライブリッジシリーズで最も愛されている特徴が新しく進化した形で導入され、外部と内部空間の連続性に特に焦点を置いています。内部インテリアの仕上げや調度品と呼応した外部は皆で楽しむためとリラックスするためにデザインされ、社交の場とプライベート空間を拡張しました。もう一つ重要な優先事項である快適性のため、振動と騒音を軽減する新しいソルーションも採用されています。
 
外部エリア

快適さ、実用性、プライバシー、エレガンスが船尾エリア全体の特徴です。コックピットとビーチエリアは30㎡余りの空間で、新しいデザインコンセプトと遮るもののないパノラマが見られます。

広々としたコックピットの船尾の欄干はガラス製で、遮蔽物のない水平線の景色が楽しめます。メインラウンジに続くドアは電動または手動でフルオープンにでき、屋内外を最大限に連続させて広く光にあふれた空間を楽しめます。コックピットのソーシャルエリアには中央の8人掛けテーブルにソファが2台置かれ、4人ずつ向い合せに座れます。 左舷のバーは、屋外での食事時やその他楽しいひとときに立ち寄れる絶好のポイントです。

11㎡の前方リビングエリアは大きなラウンジのような配置で、中ほどにひじ掛けとグラスホルダーの付いた特大の二人掛けソファが前方に向けて置かれ、リクライニングの背もたれ付きソファベッド、エレガントなチーク材のコーヒーテーブルが配されています。太陽光を防ぐカーボン支柱のサンシェードもあります。

ビーチエリアは広く快適な空間です。注目すべき特徴が、このカテゴリーの他船に比べて非常に大きいガレージで、Williams Jet 395テンダーと2人乗りジェットスキーというシートイ2台を格納でき、両者ともプラットフォームをビーチエリアから水中に沈めて直接海へ発進できます。

テクニカル機器とすべての係留装置はブルワークに組み込まれたコンパートメント内にきれいに格納されています。これはオンボード操作の効率性とシンプルさを損なうことなく、人間工学とデザインを向上させたソルーションです。

フライブリッジ
フライブリッジは44㎡あり、登りやすいよう特に設計されたチーク材の階段を使ってアクセスできます。大きな多機能バーや8人掛けのダイネットの他に個々に独立したアイテムを置くことができ、船尾にはオプションでFerretti Yachts初となるジャグジーも加えることができます。

ツートンカラーのハードトップには固定ガラス、オープニングガラス、シェーディングブレード付きの3種が利用可能で、絶対的な快適さをお約束します。

高性能キズ防止セラミックコーティングを施した手すりが黒のプロフィールとなり、ハードトップとエレガントにマッチしています。
メインデッキ

印象的なインテリアデザインは、流れるような調和のとれたラインが全体を支配しています。レイアウトの中心点となるメインデッキのローワーデッキに続くらせん階段、独立して置かれた家具、アールデコ調のすっきりした幾何学的な曲線などの際立った特徴が、洗練され尚且つ控えめなデザインを完璧に融合させています。

オーナーが自分の船上体験をデザインできるよう、たくさんの選択肢が持てる多様性に富んだインテリアになっています。このスタイルとトレンドの融合が新しいFerretti Yachts モデルの際立った特徴で、これは快適さ・イタリアらしさ・時代を超越したデザイン・職人技を軸とする “Just Like Home” コンセプトから導き出されたものです。また、船上構造およびインテリア設計の多くを特徴付ける豊かな建築ディテールがたくさん見られる、スタイルの進化にも注目です。クラシックなキャビネットはフレッシュでコンテンポラリーなものに置き換わっています。

27㎡以上のメインラウンジは外部と内部が完璧に連続しており、船体両側に天井まである高い窓がついています。ギャレーはオープンスタイルか、ロビーとパーティションで仕切るかの2つのレイアウトから選択できます。Ferretti Yachts 860は、クラシックとコンテンポラリーの2つのムードから選ぶことができます。前者はダークで暖かみのある色調で、印象的なコントラストが楽しめ、後者は淡くクールな色調で、全体的にホワイトなトーン・オン・トーンの色合いが特徴です。

船尾の大きな引き戸を開けると広々とした最高にリラックスできるリビングルーム。独立した家具や心地よいシートが 置かれ、75インチスクリーンも設置されており、色々なエンターテインメントを楽しむこともできます。
ダイニングエリアにある8人掛けテーブルは、大きなガラス天板がポートデッキにまでスライドし、素晴らしい光に満ちた空間で使用できます。オーナーの選択によりメインラウンジの一角のオープンスペースか、パーティションで区切られて存在するギャレーは、いずれもメインデッキおよび外部からアクセスできます。セラミックコンロ、オーブンレンジ、302ℓ冷蔵庫、117ℓフリーザーを装備していますが、他の機器を追加することも可能です。

左舷側にはローワーデッキに降りる壮大ならせん階段と、サービス室と他のインテリアと同じスタイルで装飾された大きな操舵室へのドアがあります。一段上がった所にある操舵室はゲストエリアから十分に離れ、オーナーとゲストのプライバシーを更に高められる動線になるよう完璧に設計されています。クルーにはソファとコーヒーテーブルを備えたダイネットがあり、Poltrone Frau製のパイロットチェア2台も備わっています。最新世代のヘルムステーションには “統合ダッシュボード” Simrad®コマンドと、走行中の完璧な視界が得られる中央支柱のないワイドスクリーンを装備。操舵室からは専用バスルーム付きダブルベッドキャビン2室があるクルーエリアに直接アクセスできます。

ローワーデッキ
アッパーデッキラウンジから幅広のらせん階段で繋がっているローワーデッキには、それぞれ専用バスルームが付いた2名用キャビンが4室あります。

中央にある広々としたフルビームのオーナーキャビンは、ウォークインクローゼットもある大きな収納スペースやオーナー専用バスルームなど、メガヨット用に開発されたものと同じ設計とソリューションが使われています。際立った特徴が革新的な遮音ソリューションで、最大限の快適さとプライバシーが保たれます。

右舷前方にダブルのゲストキャビン、左舷にツインのゲストキャビン、そして大きなVIP用ダブルベッドキャビンでローワーデッキは成り立っています。

クルーエリアはゲストゾーンと完全に隔離されており、操舵室から直接アクセスできます。4名のクルー専用に2つの部屋と2つのバスルームが備わっています。

推進力とテクノロジー
第一号のFerretti Yachts 860にはオプションで2機の2000 mhp MAN V12エンジンが搭載されており、巡航速度27ノット、最高速度32ノット(暫定データ)。 スタンダードバージョンは2機の1,800 mhp MAN V12エンジンで、巡航速度24ノット、最高速度28ノット(暫定データ)です。

特別なナビゲーションや係留の必要に応じて、オプションでSeakeeperスタビライザーまたはSide Power/Sleipner Vector Finsを取り付けできます。

技術改革の他のオプションとして、XENTAが開発したアダプティブ統合ドッキングシステム(X- AID = XENTA Adaptive Integrated Docking system)というジョイスティックコントローラーもあります。