Ferretti Yachts INFYNITO 80の初号機ラヴェンナ造船所の新マリーナから進水。
2024年8月1日
屋内外が連続したビジュアル、革新的レイアウト、多様性、同カテゴリーと比較して屋根付きの屋外スペースが広いのにも注目。
2024年8月1日ラヴェンナ – 初号機となるFerretti Yachts INFYNITO 80が 7月にFerretti グループの新しいラヴェンナ製造拠点より進水、カンヌヨットフェスティバル2024でワールドプレミアの予定です。
2023年5月に買収した造船所は2025年にフル稼働する予定で、現在はFerretti Yachtsと Wallyブランド用の製造ライン5つが稼働、すでに毎日200名もの人が働いています。
INFYNITO 90に加わったINFYNITO 80は環境にやさしい、これまでにない柔軟性、革新的なレイアウトというシリーズの特徴を引き継ぎ、皆に評価され名誉ある賞をいくつも受賞しているオールシーズンテラスという建築学的特徴も合わせ持っています。
その他にもオープンまたはセミオープンが選択できるサンデッキなどの多様性、ハードトップや上部構造で覆われ保護された同カテゴリー平均を上回る広々とした屋外エリアなどの利点があります。
全長23.70m (77ft 9in)、最大幅6.32m (20ft 9in)のFerretti Yachts INFYNITO 80はPiero Ferrari 率いる製品戦略委員会とFerrettiグループエンジニアリング部門 、外観デザイン担当のFilippo Salvetti とインテリア担当のIdeaitaliaのコラボレーションで生まれました。
INFYNITO 80にはサステナビリティを推進し、環境にやさしいF.S.E.A.テクノロジー (Ferretti Sustainable Enhanced Architecture)を備えています。それには(ハイパフォーマンスな水準を維持しながら) 燃料効率を最適化し環境への影響を最小限に抑える高速排水量型船体、(天然繊維、再生レザー、リサイクル素材、エコな水性塗料、FSC 5認証を得たラメラチーク材など)環境にやさしい素材の重点使用、(オプショナルでは)ハードトップとオールシーズンテラスの屋根に取り付けた太陽光発電パネルで集めた太陽エネルギーをエネルギーバンクに蓄える統合システムなどがあります。
この船のインテリアデザインに選ばれたムードはコンテンポラリーで、フレッシュな海の色調がインスピレーションの基となっています。
INFYNITO 90のアッパーデッキをこの初号機では完全オープンなサンデッキに置き換え、ダイニングエリア全部とヘルムステーションをハードトップでカバーしています。アッパーデッキの船尾エリアは独立型のサンラウンジャーを備えた日光浴エリアです。
メインデッキにあるメインサロンには対面式ソファが2組と天井に隠せるTVが備えられています。デッキ前部にあるギャレーには壁に埋め込まれた窓が電動で完全開閉でき、そこからこのシリーズのハイライトであるアイコニックなオールシーズンテラスが眺められます。プロテクトを強化しプライバシーが守られる上部構造の延長で覆われたテラスは、ダイネットまたはバーエリアを擁し、日陰でリラックスできる大きなソファを備えた快適なプライベート空間です。
ローワーデッキには4つのゲストキャビンがあり、すべて専用バスルーム付きで合計8名が宿泊できます。船中央部にあるクルーエリアには左舷の通路からプライベートに出入りでき、2つのキャビンに3名が宿泊できます。
初号機にはオプショナルのツインMAN V12 – 1400 mHPエンジンを搭載し、最高速度22ノット、巡航速度17ノット。スタンダードバージョンはMAN V12 - 1200 mHPエンジンで最高速度20ノット、巡航速度15ノットです。また新しい高効率船体により、エコノミー巡航速度 (10 ノット)で1200海里の航続距離が得られます。