Ferretti Yachtsが新しい670を発表
2024年11月26日
快適性、居住性、洗練された美しさの完璧な融合を追求し、進化し続けるブランドが誇る新しいフライブリッジ。
エレガントな新しい外観、これまでにない新デザインのハードトップ、Ideaeitaliaによるインテリアなど特別な要素満載の大幅リスタイリング。
2024年11月26日フォルリ – 近年モデルの成功を活かした完璧なリニューアルバージョンのヨット、Ferretti Yachts 670をご紹介致します。
カンヌヨットフェスティバル2024のプレミア新モデルはFerretti Yachtsの創立50周年記念に発表された前モデルの特色を保ちながら独自の要素を導入し、新しいレイアウトソルーションの開発と新しいデザイナーとのコラボレーションによるシリーズのリニューアルを完了しました。
全長20.24m (66ft 5in)、最大幅5.38m (17ft 8in)のFerretti Yachts 670はPiero Ferrariを頭とする製品戦略委員会とFerrettiグループエンジニアリング部門のコラボレーションの成果です。外観デザインはFerrettiグループと建築家Filippo Salvettiがコラボし、インテリアはIdeaeitaliaが担当しました。
信じられない容積と光に満ちたインテリアのエレガントな組み合わせが定評の特徴ですが、新しい外観のエレガントなラインと最大限に拡げた座席と収納空間が完璧に刷新された特徴です。
メインデッキのヘルムステーションには最良の視界を得るため中央柱のない風防が備わり、パイロットチェアはPoltrona Frau社製です。前甲板ではダイネットのデザインを変更し、人間工学を向上させました。
ローワーデッキではドアと通路のアクセス方法と人間工学が最適化され、これまでにないスペースと快適さを提供しています。
Ferretti Yachts 670ではフライブリッジのレイアウトにも大きな改良がなされています。 屋外ダイニングエリアの座席を拡げて更に快適にし、船尾テラスに大きなサンパッドも置けるようになりました。またハードトップのデザインも一新し、 流れるようなラインで中央部で開くようになりました。
外観
船尾の屋外スペースにあるコックピットと船尾プラットフォームは約20m2あり、海へ直接アクセスでき、快適な座席を備えた理想的な屋外ダイニングです。トランサムには広い収納スペースが2つあるので、エリアを常に整理整頓できます。船には3.45mのテンダーを扱えるテンダーリフトも備えています。
船首の屋外エリアは広いリビングスペース (約11m2)で、人間工学で更に改良を加え、全体をビミニトップで覆うこともできます。このエリアには3つの大きなソファ (船首側2つは向い合せ、1つは進行方向に向いている)があり、必要に応じて サイドソファに沿わせてテーブルを配置し、機能的で居心地のよいリラックス空間に変えることも可能です。海に面した座席には救命いかだを備え、更なる収納スペースもあります。
Ferretti Yachts 670のフライブリッジは初機バージョンのレイアウトを反映しながらダイネットの座席スペースを拡大しました。フライブリッジの船尾に大きなサンパッドを設置でき、中央右側には設備の整ったキャビネットがあり、その前面にC字型ソファとダイニングテーブルを備えたソーシャルエリアがあります。前方右舷側には第二ヘルムステーション(Poltrona Frauのパイロットチェア付き)があり、その先には海に面した大きなサンパッドがあります。ハードトップのデザインは一新され、中央部分が開きラインも変わりました。ハードトップの代わりに電動ビミニトップもご用意できます。
インテリア
内部空間の再デザインには Ideaeitaliaが研究を重ねました。
メインデッキのコックピットのガラス製スライドドアが、中央のコーヒーテーブルをはさんで2台の大きなソファのあるメインデッキのラウンジに続き、 左舷側のソファの後ろに隠されたTVは上げ下げできるようになっています。幅広い階段を2段上がるとより機能的レイアウトになったギャレーで、その前面は広いオープンスペースにテーブルと快適なL字型ソファが置かれたダイニングエリアです。右舷側には最新鋭のテクニカルスペースであるヘルムステーションもあり、統合Naviop-Simrad機器と、この船の革新的特徴である航行中のよりよい視界を得るための中央柱のない風防を備えています。
ラウンジとギャレーも座席と収納スペースが拡張されています。
ヘルムステーションには右舷の屋外通路へ直接アクセスできるドアがあります。ローワーデッキの階段下に隠れたスペースは倉庫としても使用できます。
このカテゴリーの船の中で、同船のオーナースイートの広さは本当に驚異的です。船の中央に位置し、オーナー専用の書斎もある18m2です。中央にベッドが置かれ、船後方に当たるベッドの後ろにウオークインクローゼットと専用バスルームがあります。
中央の廊下は右舷のダブルキャビンに通じ、VIPキャビンは船首にあります。どちらにも専用バスルームと独立したシャワーが備わっています。
4キャビンのレイアウトにすることも出来、その場合はオーナーキャビンの書斎を4 m2 のキャビンに置き換えます。
バスルーム付きクルー用キャビンはローワーデッキ後方にあり、コックピットへプライベートにアクセスできます。ご要望に応じ、防水ドアでクルー用キャビンとエンジンルームをつなぐことも可能です。
インテリア装飾にはクラシックかコンテンポラリーなムードが選択でき、どちらもオーナーの好みやスタイルを反映できるようになっています。クラシックは温かみのある大地を感じさせるもの、コンテンポラリーは輝く木材と海の色からインスピレーションを得たフレッシュカラーのファブリックが特徴です。
エンジン
Ferretti Yachts 670は標準バージョンで1,000馬力のMAN V8ツインエンジンを搭載し最高速度28ノット、巡航速度25ノット (予備データ)。オプショナルで1,200 馬力のMAN V8 エンジンにすることもできます (最高速度32ノット、巡航速度28ノット)。
ご要望に応じ、Ferretti Yachts 670には係留時および航行中に最大限の安定性が得られる2台のSeakeeper NG6ジャイロスタビライザーからなる安定化パッケージを搭載できます。