Pershing GTX80の初号機が発進 デザイン、エレガンス、スポーティさがイノベーションと調和し、建築的バランスのとれた傑作。
2024年4月9日
楽しさ、すべてを統制、揺るぎない優位性の究極表現である初のPershing GTX80が4月3 日ファーノから出港しました。ヨットはスポーティスピリットと広々とした居住スペースを持ち、Pershing GTXシリーズの典型的な特徴を備えています。
新しいPershing GTX80は全長約24m、最大幅5.80m。Piero Ferrari率いるFerrettiグループ製品戦略委員会とデザインスタジオVallicelli Design、グループのエンジニアリング部門とのコラボレーションによる素晴らしい成果です。
この船の外部と内部は継ぎ目なくつながり、ユニークな空間と新次元の快適性を創り上げています。ヨットには2つのデッキとスポーツブリッジがあり、新しい4キャビンレイアウトで8名のゲストがゆっくりと宿泊できます。クルー用にベッド2台を備えたキャビンもあります。
クラシックなPershingグレーの外観には数多くの革新的特徴があります。支柱のない設計で、ほぼ垂直な船首と連続したわずかに膨らんだラインを持ち、船首のブルワークには縦方向に切れ目を入れて軽量化、船尾のブルワークはウインチを組み込み、下方に開けばサイドテラスにもなる2つの機能を持たせています。このソルーションはPershingモデルに初めて採用されたもので、これまで以上に海水と密接にコンタクトできるようになっています。
屋外スペースで最も目立つのが船尾プラットフォーム。3つのポジションに変更でき多用途で、船の非常に重要な特徴となっています。通常位置以外に、デュアルリネアリフトを使って持ち上げビーチエリアと一体化することもでき、開放してサイドテラスとつなげて後部リビングスペースと統合したり、テンダーの発進台としても使用できます。
メインデッキの明るく風通しのよい大きなガラス張りもこのモデルの特徴です。24インチスクリーン3台を備えたヘルムステーションのすぐ後ろにはゆったりとしたコーナーソファのあるリビングエリアで、ダイニングエリアにはフォーマルバージョンのこの一号艇のために独立型家具を備え、コックピットに隣接するフル装備のギャレー/バーがあります。この革新的なデザインソルーションも流動的で相互につながる空間を作り出すことに重点をおいた結果です。キッチンエリアの黒の要素が淡い色の寄せ木細工とかすかなコントラストをなし、メタリックシルバーにラッカー塗装した天井とカラーコディネートがなされています。天井には複数の LEDライトの光が交差するように設置され、屋外から屋内までデッキ全体に光が拡散し、様々な角度から重要なモチーフを照らします。
サンデッキは23㎡と非常に広く、同カテゴリーの平均より60%も広くなっていますが、同時に内部空間もしっかり確保されています。そうできる理由の一つがほっそりとダイナミックなアーチ型のデッキハウスです。第一号機に設置されたサンデッキのハードトップはカーボンファイバー製で、パフォーマンスと美的外観に寄与しています。
3基の1,000 mhp VOLVO PENTA D13 IPS1350エンジンを搭載した Pershing GTX80は最高速度34ノット (予備データ)、巡航速度28ノットです。