PershingのフラッグシップPERSHING 140の第4号艇が。
2024年4月23日
アンコーナのスーパーヨット造船所で進水。
イノベーション、パフォーマンスの追求、最先端デザインとラグジュアリーな快適性への40年近くに渡る微調整。これらの完璧な組み合わせであるPershing 140の4隻目が4月20日に進水しました。
ヨットは2つのメインデッキと広々としたサンデッキからなり、流線形ラインが正にPershingのスポーティな個性を体現する外観デザイン。通路の始点で上部構造に組み込まれた両サイドのウイングなど船体の典型的な特徴が新デザインの特徴と組み合わさり、Pershing 140は市場で大人気のユニークなモデルとなりました。
隆起したメインデッキはサンデッキから直接アクセスでき、外装のアルミニウムカラーを反映したライトグレーの色調とレザーでカスタマイズしたヘルムステーションがあります。メインデッキには屋外からアクセスできる便利な後部デイヘッドがあります。ラウンジのバーキャビネットを入り口からローワーデッキに降りる階段近くのヨット右舷側ロビーへ移動したので視界から完全に消え、代わりにVIPエリアの装飾のようになりました。オーナーのリクエストでディテールにターコイズブルーの特別なラッカー塗装を施し、この装飾部分には特別な個性が光っています。
この第4号艇のオーナーは自然をヨットインテリアのテーマとしてカスタマイズし、淡いカラーと同パレットのコントラスト色を用いた3D効果のある特別なファブリック製の装飾パネルを入口とラウンジに置きました。コントラスト色を用いたスタイリッシュな選択はブラックの木材に淡い色のレザーの組み合わせなどのインテリアにも使われ、典型的なPershingスタイルのレリーフパターンなどと共にソフトなオーダーメイド装飾で貴重なものとなっています。
デッキ下にゲストキャビン4室、マスタースイートはメインデッキにあります。この船のオーナーは2室のVIPキャビンにはベージュを基調としたニュートラルカラーを選択。子供用に設計された2つのツインキャビンにはそれぞれブルーとグレーを選びました。マスタースイートも洗練されたニュートラルカラーで装飾され、コントラスト色のファブリックを織り交ぜて個性を出しています。バスルームもそれぞれの部屋の色に沿い、家具には職人の手によるパターンを入れ、3D効果のある特別なラッカー塗装で仕上げられています。
建築家Fulvio De SimoniとPiero Ferrari率いるFerrettiグループの製品戦略委員会およびグループのエンジニアリング部門とのコラボで完成した Pershing 140はアンコーナのスーパーヨット造船所で建造されたブランド初のモデルです。この造船所は長さ40メートル以上のスティールとアルミニウム製スーパーおよびメガヨットに特化したFerrettiグループの生産拠点です。
Pershing 140には各2,600馬力のMTU 16 V 2000 M96Lエンジンが4基搭載されており、最高速度36ノット、巡航速度30ノット。この数値からもこのモデルがいかにスポーティであるかが見て取れます。