M/Y Comfortably NumbはCRNによるオーダーメイドデザインと洗練された造船工学の完璧な融合。
2024年2月14日
際立つパフォーマンスと最高の快適性を組み合わせた60mのアルミニウムヨットをCRNがアンコーナ・スーパーヨット造船所で設計・建造。
2024年2月14日アンコーナ – 2022年12月に納品された60mアルミニウム製M/Y Comfortably NumbはCRNによるイノベーションとオーダーメイドデザインの傑作。設計・エンジニアリング・建造に渡ってすべてフルカスタムデザインの特別な船はアンコーナのスーパーヨット造船所で設計・建造されました。
CRNの深淵なノウハウと絶え間ない研究開発により非常に革新的となった船は、造船所の設計と建造クオリティが、外観スタイルとインテリアのコンセプトを担当したイタリアの建築事務所Nuvolari Lenardの創造性と見事に融合しています。その結果、素晴らしいクルージング体験ができる、長期航海を家族で楽しむのに最適な空間を持つ完全オーダーメイドの手作り船が誕生しました。
高性能な排水量型スーパーヨットを求めるエキスパートなオーナーの強い要望からCRN M/Y Comfortably Numbはカリブ海の浅瀬を航行できるようインラインプロペラで喫水を低減し、ゲストやクルーのために高い天井と広々とした空間を確保しています。このどちらもがオーナービジョンのキーとなるもので、造船所のプロジェクトチームも常にこの点を念頭において船を造り上げました。
CRN M/Y Comfortably Numbは非常に強いスタイルアイデンティを持ち、空気力学的で緊張感があり、滑らかながら力強いラインが特徴の外観は洗練されたコンテンポラリーなエレガンスを表し、スピードと流動性を示す典型的な自動車デザインを思い起させます。彫刻的なシルエットと大胆な外観スタイルは遠くからでも目を引き、唯一無二のフルカスタムなアイコンに命を吹き込みました。
全長60.33m、最大幅10.55m、総トン数1,114 GTのスーパーヨットには5デッキあり、12名のゲストと13名のクルーが宿泊できます。至高の職人技に最先端テクノロジーを組み合わせたCRN M/Y Comfortably Numbは長期航海でも最高の快適性が得られるよう設計され、最高速度25ノット超というプレジャーボートとしては特別なパフォーマンスを誇っています。 卓越した最高基準に基づいて建造し、ブランドの革新的アプローチを体現したComfortably Numbは突出したパフォーマンスとエクスクルーシブな船上生活が融合したハイパフォーマンススーパーヨットです。開発時には空間の広さが強く感じられるよう、広々とした居心地の良いリビングエリアに特に注力しました。床から天井まである窓により、光あふれて常に海と直接接触した屋内と屋外が見事に相互接続されています。
そして契約で明確に定められた重量とスピードを実現するため、このハイテクスーパーヨットには綿密で複雑な素材リサーチがなされました。一例としてチーク材デッキの水平調整においてCRNは高密な素材の代わりに軽いコルクを使用しています。
CRNのエンジンスペシャリストと熟練技術者チームは、Wi-Fi 経由で船の重量と重心を常時監視する非常に正確なひずみゲージモニターシステムを開発しました。CRNのヨットに初めて搭載された2基のMTU 20V 4000 M93L エンジンはSCR (選択触媒還元脱硝) システムと組み合わせ、最高速度25ノット超、巡航速度22.5ノット。CRNエンジニアリングチームが極限まで設計と計算の微調整を行い、非常に革新的で軽量、ハイパフォーマンスなスーパーヨットが完成しました。
エンジン排気に含まれる有害な窒素酸化物 (NOx) 排出量を70%削減したことにより、60m CRN M/Y Comfortably NumbはIMO Tier III[1]認証を取得しました。
造船工学、イノベーション、職人技、オーダーメイドのイタリアンスタイルを見事に組み合わせた60m CRN M/Y Comfortably Numbは歴史あるアンコーナ造船所で培われた専門知識を崇高に体現しています。当社の才能あるスタッフ、パートナー、サプライヤーが60年に渡り日々創り上げるアイコニックなヨットは特徴的で最先端な唯一なもの。そしてオーナーのビジョンとライフスタイルを反映するヨットです。
写真クレジット: Karl Borg
[1] IMO TIER III (国際海事機関) の国際規約に基づき、世界中の海域での航行が許され、2016年1月1日以降にキールを設置した総トン数500 GT以上のモーターヨットに適用される。