Pershing GTX116 - 生まれながらにスポーティ、そして格別の快適さ。
2023年9月14日
ヨットの新次元の幕開け。
革新的、破壊的、スリリング。 革新的なコンセプトとデザインの新Pershing GTX116は現在のトレンドを踏まえて創られた初のスポーツユーティリティヨットです。快適性と究極の居住性を目指しながら、高性能とスポーティさというブランドのDNAを真に受け継いだ特別な製品です。
新しいGTX シリーズのフラッグシップはエレガントで空気力学的な外観の全長35メートル、ビーム幅7メートル超。広々としたオープンスペース、海と直接コンタクトできるエリア、格別な船上の居住性など、すべてを優れたパフォーマンスを損なうことなく実現しています。ヨットには2つのデッキと上部にスポーツフライがあり、5キャビンの新レイアウトで10名がゆっくり滞在でき、別に5名のクルー用キャビンが3室あります。Pershingだけが持つノウハウで顧客のニーズを理解し、ヨット体験を新しい次元に導くPershing GTX116は最新鋭のアバンギャルドな傑作です。
Piero Ferrari率いるFerretti グループ製品戦略委員会、Fulvio De Simoniを長とするデザイン会社、そしてグループのエンジニアリング部門との素晴らしいコラボレーションが結実し、船体はFerrettiグループのプラグ&モールド施設で、先進のテクノロジーとPershingの誇る職人技を結集して建造されました。
驚くほどスポーティで個性的なラインの新GTXシリーズヨットには、車のグランツーリズモの伝統に敬意を表してモンテカルロ・グレーの色調を選択しました。 大きな窓ガラスから室内に自然光が降り注ぎ、海の大パノラマが鑑賞できます。
FerrettiグループとStudio De Simoniチームの経験豊富さのお陰で Pershing GTX116の空間の配分と使い方は非常にインテリジェントで、広々とした屋内外のリビングエリアが流れるようにつながっています。上部構造には2つの階段があり、やはり自然光あふれるメインデッキとスポーツブリッジにつながっています。
屋外の特徴としては、ファングリルやウインドシールドバイザーを初めて3Dプリンティング技術を使って製作し、軽くてこれまでにない形状になっています。船尾ガレージには5.2mまでのテンダーとジェットスキーを収容でき、ブルワークに隠されたクレーンで、ウオータートイ等の出し入れが簡単に行えます。
屋外と屋内が継ぎ目なくつながるデザインアプローチの新Pershing GTX116 は、船内も非常に動きやすく、居住性が向上した空間になっています。
インテリアはFulvio De Simoni Yacht Designが、船の革新的なパーソナリティを完全に体現した贅沢サイズのモダンな空間を構築しました。デザインコンセプトを表しているのが、縦方向のダークな色調と天井の淡い色調を交互に変化させ、色が対話しているかのような雰囲気です。
ヨット全部の家具に使われているユーカリ材には明暗が強調されるよう45度の鏡面木目を入れ、壁にマッチする無垢材のフレームに組み入れて視覚的な連続性を創り出しています。
新Pershing GTX116の装飾には、メインデッキサロンのソファや家具フレーム、客室のヘッドボードやベッド枠に長年のパートナー Poltrona、ギャレーの完全な設備にはErnestomeda などトップデザインブランドが参加しています。ブラックアルミニウムのレールにはAltraluce製のスポットライトを配しています。
メインデッキ
メインデッキは新GTXシリーズのイノベーションのハイライト。2階建てになっており、1階は海と接触するアウトドアライフのため、2階は社交と娯楽のために設計されています。
1階には広々としたビーチクラブがあり、水際のチーク材で覆われた40㎡のエリアには船尾プラットフォームと両サイドのガンネルで区切られたサンデッキがあります。サンデッキには2つのエリアを一つの広いスペースに統合する油圧装置があり、航行中にも使えて2階の35㎡超あるコックピットへもアクセスできます。
コックピットからの眺めは本当に素晴らしく、屋外の社交場とダイニングエリア、バーを併設しています。コックピットは贅沢な広さのメインサロンにも通じており、大きな窓ガラスと広々とした空間によって海とダイレクトに触れるこれまでにない感覚を味わえるユニークな体験ができます。
エントランスにアームチェアと10人掛けL字型ソファが置かれた大きなリビングスペースは、側面のスライドドアから4mに渡って水上に広がるテラスにつながり、息を呑む海の景色が広がります。
更にその先は10名が座れる大テーブルを備えたダイニングエリア。ギャレーはオーナーのニーズに応じて眺めのよいバーカウンターを取り付けたりやショーキッチンにすることもできます。
サロンとギャレーにある2つのドアからヘルムステーションにアクセスすることができます。ヘルムステーションの約5m幅の上部構造が、遮蔽物なく一枚板の大きなフロントガラスで取り囲まれています。ブリッジは未来的なコンソール、黒革張りのカーボンファイバー製パイロットシートが特徴です。この壮大な唯一無二のヨットには、この船だけのために特別カスタムデザインした計器を搭載しており、ブランドの既に高基準のテクノロジーを更に先進させています。最上位バージョンには高精度ナビを実現する最新世代のウルトラワイドNavico-Simradスクリーンを搭載しています。
広々とした船首のサンエリアには、オプショナルでWhirlpoolのジャグジーバスも取り付けられます。
ローワーデッキ
5つのキャビンがあるナイトエリアは中央のフルビームのオーナーキャビン、2室のダブルと2室のツインからなり、すべて専用バスルーム付きです。メイン階段脇に6つ目のバスルームがあります。
ゲストキャビンの一つを親密にプライバシーが保てるローワーデッキサロンにするという代替案も選択できます。
更に前方がクルーエリアで、パントリー、洗濯室、5名のクルー用キャビン3室 (クルー用ツイン2室とキャプテン用シングル1室)で構成されています。オーナーとゲストが完璧にプライバシーを保ちながら楽しめるよう、クルーはメインデッキのヘルムステーションに直接アクセスできます。ヨットにはクルー専用通路も設けられていますので、オーナーとゲスト用の空間を通る必要がありません。
スポーツブリッジ
Pershing GTX116によってスポーツスーパーヨットに導入されたもう一つのイノベーションがスポーツブリッジです。一部をハードトップで覆われた40㎡超のデッキには、完璧に設備の整ったバーがあり、造りつけのシートも備わっています。
船首の屋外ヘルムステーションには、ゲストが身を持ってスリリングな体験ができるスポーツシートが3席あります。
エンジンルーム
エンジンルームにはトリプルウオータージェット推進システムを搭載。小スペースにすべてが収まるよう努力した結果、ガレージとビーチエリアの空間を拡げられました。この戦略により、高パフォーマンスを達成すると同時に革新的システムをいかに集中させられるかを実証するハイテクなエンジンルームになりました。
推進力とテクノロジー
Pershing GTX116はトリプルウオータージェット推進システムを搭載。各2,000馬力 (オプショナル)のMAN V12 2000エンジン3台を組み合わせ、最高速度34ノット、巡航速度29ノット。標準装備は1,800馬力のMAN V12 1800ユニット3台です。ヨットにはプレジャーヨットのRINAクラス認定がついています。