Pershing GTX116第2号艇が進水。
2023年7月21日
スポーティ、優れた居住性、これまでにない快適さエレガンスとパフォーマンスを理想的に融合した二隻目のPershing GTX116。
ステージの幕が上がり、スポットライトが当たったのは先週の7月8日、ファーノ港より進水した2隻目となるPershing GTX116です。スポーティなキャラクターと究極の居住性に飽くことなくこだわり続け、まだ知らない土地をめざして波を切り、どんな障壁をも打ち破る準備が整ったこの第2号Pershing GTX116は、あらゆる想像を凌駕するユニークな空間で、航海体験の新しい領域を開きます。
アメリカ市場のお客様のために建造した2隻目のPershing GTX116は、Piero Ferrari率いるFerrettiグループ製品戦略委員会とFulvio De Simoniを長とするデザイン会社、そしてグループのエンジニアリング部門とのコラボレーションで誕生。 その船はスポーティなDNAを引き継ぎながら、多くのオープンエアスペースと更に水と直に接触できるよう設計されたエリアを増やして快適性というコンセプトを強化し、合計150㎡という驚きの広さを実現。全長35 メートル超、ビーム幅7.70メートルのユニークなヨットとなりました。
ブランドのスポーティな個性がすっきりとした流れるようなプロフィールで体現され、高級SUV自動車のイメージを参照した上向きの船首が、新しいSUY(スポーツユーティリティヨット)Pershing GTX116の特徴です。この新シリーズのヨットは、クラシックなPershingグレー で塗装、デッキハウスにブルー系のスペシャルカラーを施し、 大きなガラス張りの表面から室内に自然光が降り注ぎます。
メインデッキには広々としたラウンジがあり、洗練されたこだわりの高級家具 がスペースを最大限に確保できるよう配されています。第一号艇のオーナーがバーエリアを作ったのとは異なり、この船のレイアウトには典型的なダイニングテーブルが置かれています。Listone Giordanoによるトープ色のオーク材寄せ木細工の床が対照的でありながら魅力的な形の暖かみのあるカラーの家具と完璧にマッチし、サンドカラーのFrau製ソファともよく合っています。このゆったりとした心地よい空間には、一号艇よりもマットな仕上がりのツヤのある家具を配しています。
ラウンジから続くギャレーは第一号よりもはるかに広く、必要なものをすべて保管できる3台の冷蔵庫が置かれています。ここの食器棚の扉にもトーン・オン・トーンのドットの入ったアイボリーなど、暖かみのあるカラーが使われています。
コックピットには固定された延長式テーブルとその後方に2台のチーク材テーブル があります。この第2号艇では、コックピットのテーブルの対面空間が大きなホームバーになっています。こうすることで増々海との境界を無くしながらリラックスできる理想的な環境を作り出せました。前方には造船所が提案した 6名用ジャグジーが備わっています。
ローワーデッキには 4つの客室があります。マスタースイートもここにあり、ピーカンナッツ色のFrau製のキングサイズベッドとアイボリー色の家具が置かれており、暖かく包み込まれるようなこの船全体のカラーパレットを踏襲しています。メインバスルームも広さと絶対的な快適性を追求した設計となっており、出入口が2つある空間は3つのゾーンに分かれており、2つの通常シャワーと、中央に滝シャワーがついています。 Metalborderのアルミニウム製ヘリンボーンモザイクが更に高級感を高め、テクノロジーとエレガンスが完璧に融合した空間となっています。
ガレージにはジェットスキーとウオータートイ2台が収納でき、広い39㎡のビーチクラブにはチーク材のデッキがあります。デッキを保護する電気油圧で動くフレイルを開くとビーチエリアとスイミングプラットフォームが接続して水辺の巨大スペースが生まれます。
40㎡のサンデッキは、ヨット両側にある2つの屋外階段を使って船尾エリアからアクセスでき、Minotti製のモジュールソファなどスポーツフライの家具を備えています。この軽快ながら洗練されたレイアウトは船上生活をフルに楽しめるゆったりとした空間になっています。
この新しいPershing GTX116にはトリプルウオータージェット推進システムが搭載されており、各2,000馬力 (オプション) のMAN V12 2000エンジン3台を組み合わせて最高速度35.5 ノット、巡航速度29.5ノット。標準装備のエンジンは各1,800馬力のMAN V12 1800エンジン3台です。