スーパーヨットCRN M/Y RIOが 2023年Boat International Design & Innovation Awardsに輝く。
2023年2月13日
創造性、高品質、オーダーメイドデザインの62メートルアイコンが 排水量型モーターヨット部門でBest Naval Architectureを受賞。
2023年2月13日アンコーナ – CRNのスティールとアルミニウム製オーダーメイドの芸術作品CRN M/Y RIOが待ちこがれていたBoat International Design & Innovation Awardsの排水量型モーターヨット部門でBest Naval Architectureを受賞し、2月8日水曜の夜コルティーナダンペッツォにあるエレガントなAlexander Girardi Hallで行われたSuperyacht Design Festivalで、船舶業界のリーダーたちが集まる中、授賞式がありました。
この名誉ある賞は、最も革新的な船舶設計と先進のエンジニアリングソリューションを盛り込んだデザイン、そして視覚的な美しさとラインの優雅さも考慮に入れて贈られるものです。
モーターヨット部門のBest Naval Architecture賞ではCRNの最高デザインと建造品質を反映するだけでなく、オーナーのビジョンと思いを現実に変える造船所の比類ない能力も評価されています。その能力の結果、高度な快適性、耐航性、自律的パフォーマンスを持った強いアイデンティティと独自のスタイリングを持つユニークな芸術作品となりました。
受賞の理由として、前方のスプレーレールの位置を完璧にすることで、ほぼどのスピードに対しても抵抗力を減らし、最高速度で走行してもローワーデッキのビーチエリアが濡れないように船尾の高さとトリムを調整しているCRNのデザインノウハウの偉業も挙げられました。また多くのデザイン部分の中で、特に大きなオープンエア空間を備えた細長い船首と、主要な搭載システムの正確な位置取りと(ゲストキャビンとクルーエリアを含む)レイアウトに最大の注意を払って得たスマートな重量配分を審査員は評価しました。更にこのBoat International Design & Innovation Award受賞に貢献したのが全体効率を最適化するための主要装備のサイズへの着目と軽量化へのこだわりで、船は燃料消費200 l/h以下で10ノットの速度が出ます。
CRNの62メートル RIOは至高の職人技とデザインおよび建造技術の粋を最大限に表現しています。これは造船所と、外観コンセプトを作ったOmega Architectsスタジオと内部のスタイリングを担当したPulina Exclusive Interiorsとのコラボレーションで生まれました。
緊張感のある流れるような船体ラインとほぼ垂直に近い船首はダイナミックでスポーティな個性を持ちながらも優雅さが際立ち、広々とした内部と外部空間が見事に調和してボリューム、流動性とハーモニーを強く感じることができます。
メインデッキとオーナーデッキの広々としたフルハイトの窓はエレガントな外観とシンクロして視覚的な連続性を形成し、きらきらとした光の遊びと常に海と直接接触している様が楽しめます。
全長62メートル、ビーム長11.2メートルの4デッキスーパーヨットにはオーナースイートと5つのゲストキャビンがあり、ゆったりと12名を収容できます。メインデッキ前方とローワーデッキにある2つのフルビームVIP室とローワーデッキに3つのスイート(ダブルルーム2室とツイン1室)。どのキャビンもエレベーターでデッキに移動できます。323㎡あるオーナー専用のオーナーデッキは、海へのすばらしい開放感とプライバシーを最大限に配慮した空間が調和のとれた対称性を持って共存しています。
船のアメニティの豊富さとスタイリッシュさの融合に加え、CRN M/Y RIOはIMO Tier III国際規約[1]に準拠しており、エンジン排気中の有害な窒息(NOx)排気量を70%も大幅削減しています。 RIOのサスティナビリティはその他のテクニカルソルーションにもあります。多大な投資を行い、搭載システムの効率化、燃料消費の最適化、快適さを向上させるための素材選び、安全性を確保し環境とインベントリ(IHM)要件に即した廃棄物の削減を実現しました。
CRN M/Y RIOは創造的なデザイン、柔軟な思考、最先端技術からの産物であり、アンコーナ造船所の至高の専門的建造技術を発揮したすばらしい見本となっています。
[1] 船は2016年1月1日以降にキールが敷設された、すべての地域を巡航できる総トン数500 GTを超えるモーターヨットに対する、IMO (国際海事機関)のTier III国際規約に完璧に準拠しています。